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上海出身の高コン氏、ノーベル物理学賞受賞
2009年 10月 9日10:16 / 提供:
「光ファイバーの父」とも呼ばれている高コン(CharlesK.Kao)氏

 上海出身の高コン(金へんに昆=CharlesK.Kao=76)氏がこのほど、スウェーデン王立科学アカデミーでアメリカ人のWillardS.Boyle氏 、GeorgeE.Smith氏と2009年のノーベル物理学賞を受賞した。

 高氏は光ファイバーケーブルを、アメリカ人科学者2人はCCD(電荷結合素子)イメージセンサを発明し、「光ファイバーの父」とも呼ばれている。

 香港の各メディア、紙面を大きく割いて報道している。「大公報」は「香港にとって素晴らしいニュースだ。光栄と喜びと興奮を感じている」と報じ、「文匯報」は、「21世紀は知識経済の世紀であり、競争はすでに人材と科学技術の競争となっている。香港は教育や科学技術への投資を増やすべきだ」と呼びかけている。

 高氏は1933年に上海生まれ、香港で学んだ後イギリスで研究に従事、現在は米国籍および英国籍を保有している。在上海の親せきの話によると、高氏は現在、米国に居住だが早老性痴呆症(アルツハイマー病)を患っているという。

(編集:章坤良 写真:中新社)