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上海果物市場は商品が充足 「祝日値上がり反応」はコントロール可能範囲内
2008年 1月 31日12:21 / 提供:

 久々の大雪に襲われたとはいえ、上海市の果物市場への影響は大したことではない。多品種、高品質、数量充足などで市場の供給は概ね平常で、果物の値段の変動幅も大きくなく、価格も高くなっていない。上海果物業界協会が公表したインフォメーションによると、今年の春節前後の24日間、上海市の供給総量は15万トン以上で、そのうち、リンゴや蜜柑類が70%以上を占め、輸入果物は5%以内、他の小型果物は25%という。

 各卸市場で調査したところによると、ほぼすべての卸市場は商品が充足しており、果物の品種は何でも取り揃えてある。上海農産物センター卸市場では、200人以上の経営者は「年越し用品」の準備を急いでいる。各店舗の前は、果物の箱があふれるほどいっぱいで、箱が「部屋」のように積み上げられ、まるで「小山」のようで、実に壮観だ。

 上海農産物卸市場の担当者・陳?氏によると、今年の市場の個人経営者は、例年より在庫量を増やし、各経営者の在庫量は10トン以上にも達している。多い人は50トンにもなるという。その他、半数以上の経営者は果物生産地で冷凍倉庫を借りて千トン以上の果物を仕入れた。上海市場は春節の間に、果物不足の現象が現れたら、各経営者は直ちに産地倉庫から品物を調達し補充する。こうして市場供給を保障するという。

 市場内の各種冬季果物の品種が豊富である一方、蜜柑類が主役で、その売れ筋が最も良いことも分かった。福建の永鵬蜜柑;江西の貢橘;湖南、湖北、江西の臍橙;福建の蜜柚、広東の貢柑;砂糖橘などの品種が集まり、果物市場のセールス・ハイライトとなった。リンゴは蜜柑類に次いで売れ行きの良い品種である。

 専門家によると、現在、上海市の果物市場の商品は充足しており、価格も平穏だという。部分的な品種では、「祝日値上がり反応」が起こる可能性もある。主に「ブランドあり、包装あり、標準あり」のようなプレゼント用果物だ。ただ、値上がりの幅もコントロール可能の範囲内だという。輸入果物の価格は「祝日値上がり」の傾向があるかもしれない。王琳、カリン、西ブンタンなどといった品種は、祝日プレゼント籠の販売需要により、価格上昇幅が20%を超える恐れがある。                            

                                  実習編集 王琳

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