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上海 アジア最大級化学工業拠点を構築
2004年 12月 2日11:05 / 提供:

 上海市経済委員会がこのほど主催した「上海石油化工とファインケミカル産業発展・投資重点発表会」による情報では、2010年に、上海の石油化工産業は、総生産規模(売上)が2,800億人民元(2003年実績:1,065億元)、市全体工業総生産高の10分の1を占め(2003年実績:9.4%)、原油の年間加工能力が3,500−4,000万トン、エチレンの年間生産量が400万トン、世界一流、アジア最大規模の化学工業拠点となる目標だ。

 数十年の発展歴史がある上海の石化産業はいま、資金集約と技術集約型の産業分野になっている。近年、中国石化上海石油化工総公司(上海石化)、上海高橋石化、上海華誼など中核企業は業績が次第に上がり、上海化学工業区も世界級のファインケミカルの製造拠点になりつつあり、石油化学産業はすでに上海市6つの主力産業に重要な構成となっているのだ。 

 「上海市優先的に発展させる先進製造業行動方案」によると、上海の石化産業の目標では、今後3年に、整備及び整備計画の石油化工の投資規模が工業投資総額の27%を占める。2007年に石化総生産高は1,800億人民元、2010年に2,800億元になる計画だ。            

 いま、上海石化産業分野では、多くの大型プロジェクトは相次いて整備されている。例えば、上海賽科(上海賽科石油化工有限責任公司)(中国石化、上海石化、イギリスBPグループ中国華東投資有限公司による共同投資された)の90万トンのエチレン・プロジェクト、高橋化工公司の年産20万トンのフェノールのアセトン項目などがある。ファインケミカル発展について、発展重点は新型ファイン無機化工製品、新型塗料などは取り上げている。

 (編集:SDJ)