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滬港通について(2)
2014年 11月 18日18:39 / 提供:

滬港通で中国資本市場の総合力向上が期待される

  今年4月10日から上海と香港の2地域の証券監督·管理機関は『聯合公告』を発表し、今日までに滬港通は7カ月余りにわたって緊迫した準備を重ねてきた。

  同日に上海で開通記念式典に出席した中国証券監督管理委員会の肖鋼主席は、次のように表明した。滬港通によって、取引の種類が増え、市場構造が改善された。また、中国国内外の投資家がA株と香港株に投資するために、利便性と機会を提供し、投資者が2地域の経済発展の成果を共有し、中国の資本市場の総合力を向上させるためにプラスとなる。人民元の国際化を推進し、資本と金融取引の相互乗り入れのレベルを引き上げるために役立つ。

  中国政法大学資本研究センター主任を務める劉紀鵬教授は、次のように述べた。内地と香港市場は補完性が大変高い。香港市場は比較的成熟し、開放のレベルが高く、法整備と監督管理経験が豊富だ。内地は経済体の総量が大規模で、企業の資本市場に依存した融資ニーズ及び住民の財テク投資ニーズも旺盛だ。

  東南大学経済管理学院の華生名誉院長は、滬港通の試行によって起こる資本の双方向流動がA株市場の市場評価システムの不合理性を低下させるためにプラスになると見ている。投資理念のリンク、投資家構造の改善及び香港株の空売りメカニズムの影響は、一定の程度において、投機行為を阻止し、A株市場の理性的な運行を促すために有益となる。