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『企業の持続的発展の可能性』テーマ討論会が、上海で開かれる
2014年 11月 15日16:31 / 提供:東方ネット

会場現場

 中日企業家交流プロジェクト·『企業の持続的発展の可能性』テーマ討論会(上海万語文化芸術有限公司主催)が14日夜、上海で開かれた。コマツ元社長の安崎暁氏、知日派ジャーナリストの莫邦富氏、武田薬品CEOの天海無尽氏、徐尚坤氏らが素晴らしい講演をした。

 安崎氏はコマツはどうやって品質と信頼性を保つ以上に、環境の変化による会社制度を研究していることを紹介した。人材育成を大切にし、人事制度の改革を通して、日本のコマツを世界のコマツに作り上げた。会社は個人個人を重視し、そして多様なシステムを作り出し、また、世界的な標準を作る人事制度も作った。一般社員をスペシャリストに育成し、ビジネスマンだけではなく、技術者も大切に考えていた。社内ビジネススクールを設置し、人材育成を大事にしてきたという。

安崎氏

 ジャーナリストの莫邦富氏は経済、社会文化の発言の他に、日系企業の中国進出にコンサルティングも行っている。今回は『ハード輸入からソフト輸入に』のテーマで、講演した。現在、企業の発展は既にハード設備の輸入ではなく、ソフト文化の輸入を大切にしてきた。例えば、日本の新幹線と中国の高速鉄道と比べると、日本の新幹線は1964年に開業して以来、1件の死亡事故も発生していない。しかし、中国の高速鉄道は2011年に重大の追突事故が発生し、数多くの死傷者が出た。設計で絶対にぶつからない列車が、どうして追突事故を発生したのか。やはり、従業員のソフト管理上の問題だ。また、防災の自己意識、エコ環境の保護意識など、日本人からいろいろなことが学ぶことができる。これは今現在、大切なことだと思われている。

ソフト輸入の重要性を強調する莫邦富氏

 講演の後、1時間のフリートークの時間も用意して、日中の専門家は来場の視聴者と熱く話し合った。

(兪静斐 写真:章坤良)

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