市場でもなく、道端でもなく、上海の地下鉄車内でカゴいっぱいのザクロやイチジク、果物を売る人がいた。ネットユーザーは１日昼頃、微博（ウェイボー）に地下鉄１１号線の車内で果物を売っていたと投稿をした。これに対し、地下鉄運営部門と公安部門は地下鉄車内で売場を設置したり、果物を販売する行為は違法行為だと指摘した。

  地下鉄車内での果物販売が許可を得ていたか、どのように果物を車内に搬入していたかと疑問の声があがっている。

  地下鉄運営部門によると、乗客は限定体積以内の果物を車内に持ち込むことができるが、車内での販売行為は禁じられる。行政司法大隊のスタッフが現場に駆けつけたところ、果物を売る人はすでに立ち去っていた。今後、公安部門が１１号線に対する巡視をさらに強化し、このような販売行為を発見すれば直ちに取り締まる方針だ。 公安部門によると、果物は持ち込み制限品目に属しないが、地下鉄車内で果物を販売する行為は公共場所秩序騒乱行為とみなされる。