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上海で「安全基準に合致しない牛肉」販売の日本企業を摘発
2015年 5月 25日11:32 / 提供:新華経済

 中国公安部はこのほど、同国内で摘発された食品の安全に関する事件について報告し、日本企業によるケースなどを紹介した。中国メディア·澎湃新聞が21日伝えた。

 公安部は、近年、中国で国内外の牛肉など冷凍製品の価格差が広がり、需要も増えたことで密輸や違法な販売などの問題が非常に目立つようになったとして、上海で今年3月に摘発した日本企業による事件について紹介。

 日本の食品貿易会社、東蔵が上海で安全基準に合致しない牛肉を販売していたというもので、公安当局は関係者ら30人を拘束し、牛肉など冷凍製品13トン、総額約3000万元(約5億9000万円)相当を押収した。

 同社は2013年10月以降、日本にいる日本人責任者の指示のもと、日本の牛肉をカンボジアに輸出し、タイ、ラオスを経由する形で「果物」「ハム」などと偽り、上海に運んでいたとされる。公安は、同社がこれまでに日本の牛肉計97トンを違法に販売したと指摘した。