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世界で最も古い貨幣使用は、上海奉賢の可能性
2015年 4月 24日20:47 / 提供:東方ネット

 貨幣はいったい、どこから来たか?上海社会科学院出版社と社会科学報社が23日、「世界貨幣起源学術検討・『奉賢と貨幣の起源』新書発表会」を共催した。文学歴史界、経済界と貨幣界の専門家が集まって検討した結果、「世界で最も古い『貨幣』使用は、上海奉賢であるかもしれない」という結論を引き出した。

 『奉賢と貨幣の起源』の第一作者の施雲江氏は、研究に熱中する企業家だ。5年間かけて、40種の歴史の本を調べて、数十万元を自費で出して、世界44カ所に視察に行った。イギリスとドイツの「国際的な権威ある言い方」は、自身がギリシア、イタリア、フランスなどヨーロッパでの歴史の長い国に行って、実地を訪ねて購入したものだ。

 この本でドイツの古銭博物館と大英博物館が世界貨幣へのランクを言及した。ドイツの古銭博物館は世界で起源の最も古い人間の貨幣(金と銀をのぞく)は11種あり、中国の「キイロダカラ」が1位だ。大英博物館は貨幣の起源を明らかにランクしていないが、人間の貨幣の起源が中国からだという見方を基本的に認めて、人間の貨幣は中国の「キイロダカラ」で、4000年前さらに3000年前から始まったと考えている。

 中国の有名な貨幣専門家の蕭清氏は、中国の「キイロダカラ」の産地を南部の暖かい海に絞っている。次は各海域からの7種の「キイロダカラ」のコントラストを通じて、奉賢の貝は商の墓の貝に最も近いとした。その後、中国歴史地理学者の譚其驤氏が編集した『簡明中国歴史地図集』によると、夏の時期の地図で、当時の上海地区は4000年以上前に、中原連盟政権がコントロールした南部だったと分かった。その時期は、大英博物館の中国貨幣が4000年前さらに3000年前からであることに合っている。

 また、「キイロダカラ」を運送した際、秘密を守るように創造した話はタイ族の話だ。現在、奉賢金匯鎮に、この話をする人もいると専門家は証言した。

 より多くの実例の論証が必要だが、施氏の観点と大胆な構造は専門家や学者に認められた。上海文史館の元館長、研究員の瀋祖煒氏は「上海は国際金融センターを建設している。施氏の論断は上海人の心を打った。中国貨幣は歴史を書き直す可能性もある」と考えている。

(編集:曹 俊)

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