長崎県政府、長崎県観光連盟及び長崎県上海事務所が主催し、JNTOが特別サポートする「2015新春 Cool長崎」観光説明会が週末、上海市内のホテルで開催された。岩崎直紀·長崎県文化観光物産局次長、山田泰史·JNTO上海事務所副所長及び各旅行者団体約７０人が出席した。

「こころとこころの交流を深めさせたい」と強調する岩崎氏

　ここ二、三年間にわたり、日中関係にギクシャクしたこともあろうが、昨年北京で開催されたＡＰＥＣ首脳会議の際に、安倍晋三総理と習近平国家主席の会談が実現し、両首脳は、戦略的互恵関係の原則にしたがって日中関係を改善、発展させていくことで一致した。説明会で岩崎局次長は、今後、日中両国の国民は「心と心の交流を深めさせたい」と強調した。

試食会　

　一方で、長崎県政府が主催する「2015長崎観光交流会」も上海「高島屋」で開催された。宮崎大誠·長崎県上海事務所所長らが和（日本）、華（中国）、蘭（オランダ、ポルトガルなどの西洋）との交流の中で、長崎独自の文化が育まれてきたことを紹介し、ファンたちと交流していた。 

会場で

　長崎は日本の最西端に位置し、上海からの距離は800km。上海から飛行機に乗ると、わずか90分で長崎に到着し、北京に行くのより近く、「中国に最も近い日本」だと言われる。

個人観光ルート

　長崎県には魅力的な景色、文化、美食が存在。風光明媚な九十九島、日本で一番新しい火山「平成新山」の雄大な姿を望む仁田峠といった自然、欧州風味のハウステンボス、著名建築家·隈研吾設計の長崎県美術館、黒川紀章設計の長崎歴史文化博物館等の文化施設の見学も行うことができる。その他、雲仙で温泉に浸かったり、小浜足湯で海を眺めながら足湯を楽しんだり、長崎ちゃんぽん、長崎鮮魚、卓袱料理を味わったりなど、十分に満足することができる。

（章坤良）