東方ネット11日付の報道によると、このほど、今年4月に開催予定の「2015上海モーターショー」について、主催組織の責任者は、女性コンパニオンをどの展示エリアでも登場させないことを明らかにした。

  中国では近年、モーターショーが国内各地で開催されているが、メーカーが人寄せのために起用しているコンパニオンの存在が問題視されていた。露出度の高い衣装をまとい、カメラを構えた一般入場者の前で大胆なポーズをとるコンパニオンに「低俗すぎる」との批判が噴出していた。

  この方針転換は出展各社にもすでに通知されている様子で、吉利控股集団の広報責任者、楊学良氏は中国版ツイッター·微博に、「通知が来たと同僚が言っていた。どうせなら芸能人やさまざまなパフォーマンスも締め出して、静かなモーターショーにしてほしい」とつづった。

  またある業関係者は、「これで長年続いた“モーターショーは車を見ずにおっぱいを見る”という状況が変わっていくだろう」とコメント。「精神文明の進歩を表す動きで、本来のモーターショーの姿を取り戻すことができる」とのコメントもあった。