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万博効果、無錫を訪れる観光客は対前年比20%増
2010年 10月 30日11:14 / 提供:中国国際放送局

 上海万博の開催は長江デルタ地区の観光産業を力強く促し、上海から約120キロの無錫市では、今年受け入れた観光客の人数が対前年に比べて20%増えたことが分かった。無錫市観光局の王建軍局長がCRIの取材で明らかにした。

 それによると、無錫市を訪れる観光客はここ数年、年平均10%の伸び率で安定的に成長してきたが、今年は万博開催との相乗効果もあいまって、伸び率は年平均からさらに10%増の20%となり、今年の観光客数は延べ5000万人に達する見込み。中でもインバウンド市場とアウトバウンド市場の伸び率はそれぞれ20%と25%となっている。このうち、日本からの観光客は対前年比50%の13万人に達する見込みで、総数80万人に達する海外観光客のうち、香港、台湾、マカオ地区を除いて最多となっている。

 無錫市は万博の開催に備え、年頭から農業、地域文化、科学技術などをテーマにした八大博覧園を整備し、万博見物客の無錫誘致に工夫をしてきた。王局長は、今年の観光産業の急成長については「万博からの横流しに過ぎないが、これをきっかけに無錫の魅力を知ってもらえるため、来年以降も無錫観光を目当てにやってくる観光客が増え続けていくだろう」と語り万博が終わった後もその効果が継続していくことを見込んでいた。