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アイルランド国家室内楽グループが演奏を披露
2010年 6月 25日17:50 / 提供:

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アイルランド国家室内楽グループのメンバー

 6月24日、上海万博のアイルランド館でアイルランド国家室内楽グループが「ベニスのカーニバル」や「アイルランド民謡組曲」などの演奏を披露した。演奏には指揮がなく、6人の演奏者は以心伝心で天衣無縫の演奏を繰り広げた。

 室内楽は家庭で演奏されていた音楽が起源で、やがて古典音楽の一種としての体裁を整えた。数人の合奏でそれぞれの演奏者が独立した音のパートを受け持つため、演奏者には個人の力だけでなく合奏の能力と深い音楽的素養が求められる。

 アイルランド館の公演会場には6人の演奏者が登場し、バイオリンやビオラなどの弦楽器ににフルート、クラリネット、ハーブが加わった演奏を披露した。アイルランド国家室内楽グループの構成員はアイルランド国家交響楽団の出身者で、音楽学院の教授や音楽界で活躍中の独奏家も含まれている。この日、楽団はクラシック音楽のほか現代アイルランドの作曲家の優れた作品も演奏した。上海万博の特別ゲストの室内楽団として、彼らは6月17日のアイルランド館ナショナルデーで演奏したほか、6月25日には江蘇省の蘇州市で公演を行う。

(編集:三好雅彦)