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ペルー館が華人移民160周年回顧展を開催
2010年 6月 25日17:31 / 提供:

 上海万博のペルー館で6月24日、「華人移民ペルー160周年」の回顧展が開幕した。

 開幕式でペルー駐中国大使のHarold Forsyth氏は「19世紀中期に一団の中国人がペルー人と結婚してペルーに根を下ろしたことに始まり、中国人の勤勉さと友愛の精神がペルーに広まっていった。それから100年余りにわたってペルーと中国の友好関係は徐々に深まっており、素晴らしい未来をともに展望できる」と語った。

 会場には100件余りの貴重な資料の中から選ばれた展示物が並んでいる。その中には、ペルーと中国の初めての条約文書や外交の図や写真といった時代を表す資料も含まれ、華人移民の生活や、両国の友好関係の歴史がわかるようになっている。

 展示の最後の部分にはペルーの華人コミュニティーの写真資料も展示されている。資料からは、華人が中国の広東省やその周辺の伝統文化をペルーで発展させ、食文化にも多様性をもたらしたことがうかがえる。そして、ペルー館のレストランでも、中国とペルーの味を融合させたメニューが味わえるようになっている。

(編集:三好雅彦)