2014年 6月 20日13:37 ／ 提供：中国国際放送局日本語放送

　中国財政省が19日に発表したデータによると、今年の1月から5月までに、中国国営企業の総収入の成長が緩やかになり、コスト成長が3ヶ月連続で収入の成長を上回ったことが明らかになった。

　財政省のデータでは、2014年1月から5月まで、国営企業の総収入額は累計約18兆8000億元で、前年同期に比べ5.3％増加し、1月から4月までの成長率5.5%に比べ、やや低くなったということだ。

　その内、中央企業の収入が約11兆5000億元で、前年同期に比べ4.3％増え、1月から4月までの成長率4.4％より0.1％低くなったということだ。地方の国営企業の収入は約7兆3000億元で、前年同期に比べ6.9%の増加となり、同じ時期のコスト成長率より0.5％低いということだ。

　業界別のデータでは、1月から5月まで、国有企業の建築材料、自動車、不動産などの業界の利益が多いとしている。一方、国有企業の化学工業、石炭、軽工業などの業界は前年同期に比べ運営状況が楽観できず、利益の縮小が見られている。国有企業の鉄鋼、有色金属の業界は依然として赤字だということだ。