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「微信」は、世界で競争力があるのか?
2014年 5月 28日17:29 / 提供:

 中国最大のソーシャルサイト・テンセントが、東南アジアの市場開拓をスタートさせた。、テンセントはここ1年間、チャットソフトの利用者が約倍増し、4億人に達したと発表した。ゲームやネットショッピングの総合的な実力で、チャットソフトの勢いは日本のLINEを勝ち抜いた。しかし、こういう成長は中国政府がインターネット市場制限、海外企業を拒否したという背景で取った成果だが、中国のインターネット巨頭は世界の競争で勝てるのか?

 アジア株式資産最高のインターネット企業 

 テンセントが14日に発表した決算書によると、2014年1〜3月の売上は前年同期比36%増、184億元に達した。純利潤は大幅に60%増、64億元に達した。香港証券取引所で上場した同社の時価総額は日本円に換算すると12万億円以上に達した。中国最大のインターネット検索企業の百度を超え、アジア株式資産最高の企業となる。 

 テンセントCEOの馬化騰氏は次の目標を立てた。3500万中国系住民の東南アジア。主力のチャットソフト微信(WeChat)は既に若者たちに浸透中だ。 

 テンセントの運営モデルは無料SNSでネット利用者を引かれ、その後、ゲーム、食品とネットショッピング関係のサービスを提供し、そのうち、営業売上と広告収入を貰う。2013年同社の売上は約1兆円に達し、そのうち、ゲーム53%、ネットショッピング16%、広告8%を占める。 

 14日の決算書発表会で、劉総裁は新興経済体は成長のキーポイントで、特に東南アジア。インドネシアで、テンセントはメディア大手会社・Global Mediacomと合資会社を設立し、現地のニーズに業務を展開すると強調した。 

 現在、テンセントが海外での知名度がまだ低く、これを改善するため、サッカースーパーのメッシに広告の撮影を要請した。また、海外で、微信の宣伝に既に2億ドルを投入した。

 登録人数は6億人超

 登録人数で計算すると、微信が13年秋季に6億人を突発し、2011年からサービススタートし、4月の登録人数が4億人のLINEを超えた。

 中国ではFacebookなど海外の著名アプリを使用できず、テンセントの急速成長はこれで恵まれた。しかし、海外市場では政策保護が無しで、テンセントの実力は本当の試練を受ける。今後、中国の微信、LINEそして韓国のKakaoTalkとのユーザー争奪はますます激しくなると見られる。

(編集:兪静斐)

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