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なぜ、lineが微信に負けたか?
2014年 5月 17日14:45 / 提供:東方ネット

日本に滞在している華人作家、評論家・莫邦富氏

 このほど日本経済新聞が報じたところによると、中国最大のSNS?騰迅の2013年の売上が、2012年同期比38%増加し、604億元(1兆円に近い)に達した。そのうちゲームが53%、ネット上の販売が16%、広告が8%を占めた。香港で上場した同社の株価総額は12兆円を超え、百度を超えて、アジア最大のインターネット上場企業になった。同社は3500万人の華人のいる東南アジア市場に積極的に進出している。2013年秋、微信の使用者数が6億人を突破し、世界で1位か2位のSNSになり、ゲーム、eビジネスを含む総合収益力が日本のLINEを超えた。

 筆者個人の使用経験から見れば、LINEは微信(WeChat)に負けたのは、主にインターフェースが友好的ではないことにあると思った。使用頻度でランクすれば、情報を発表する際、主にfacebook、ミニブログ、微信を使うが、LINEをほとんど使わない。個人交流の時、日本人や在日中国人と交流する時、主にfacebookを使い、国内外の中国人と交流する時、微信を使うことになっている。個別の人と交流する時だけ、LINEを使う。

 交流対象から見れば、facebookに3800人のファン、ミニブログに56000人以上のファンがいるが、微信とLINEには数百人の友人だけがいる。発送した情報は自然に、ミニブログの伝播と読む範囲が最も広いが、反応の最も熱いのがfacebookで、次が微信だ。LINEの返事がほとんどない。

 Facebookでのネット利用者は、自分をよく理解することを否定できないが、私の友人圏では、ほとんどの人がLINEを十分に重視しない。実は、友人の間で、LINEと言うと、無料電話のツールという角度からLINEを見ているが、LINEもSNSのプラットホームを意識する人が少ない。私の交友関係が広いと考えて、この感じに大衆の基礎があり、私の個人的な感じがこの薄い面に止まることではない。

 中国政府のインターネットへの制限は、中国国内に住んでいるユーザーに影響があるが、海外に住んでいる中国人にとって、この影響は低い。微信の急速な発展は、そのインターフェースの親しみと使用の便利性で、LINEを遠く上回った。それで、LINEが落ちたのは理由がある。

 莫邦富:上海生まれ、上海外国語大学日本語科を卒業した後、教師になった。1985年に日本へ留学し、日本でマスター、博士を終えた。日本に滞在している華人作家、評論家だ。

(編集:曹 俊)

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