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日本メディア:日本企業の海外での特許出願数が増加
2014年 5月 16日10:03 / 提供:

 より多くの企業、大学と発明家が、特許の出願先として日本を選ばなくなっている。主要5カ国・地域の2013年実績では、日本での出願件数は前年比4%減の32万件(暫定)で3位だった。首位の中国は同26%増の82万件と日本の2.5倍に達し、差が広がっている。企業などが中国市場でのビジネスを優先している結果とみられ、政府は審査期間の短縮などでテコ入れを急ぐ考えだ。

 ある国家の特許出願数は同国の市場魅力が見える。特許出願の低迷は、日本の人口減少と過度の制限で、海外企業の日本で特許出願がメリットがないと見られている。また、日本企業が研究費用を削減することもある程度影響した。

 日本と反して、世界各国の特許出願数が増える一方だ。2015年に主要5カ国・地域への特許出願数は同期比10%増、207万件に増え、初めて200万件の大台を超えるという。

 特に中国の成長振りが良く、過去5年間に、中国での特許出願数は元の2.8倍に拡大し、2011年にはアメリカを抜き、初めて1位となった。中国では、企業が知的所有権への注目も強めている。

 こうした状況を逆転するため、日本特許庁は特許審査機関を半減しようとしている。2023年までに、審査機関を1年2カ月に短縮し、世界で最も速い国家となるという。

(編集:兪静斐)

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