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4都市で地価が新築住宅価格を上回る
2014年 3月 12日17:05 / 提供:中国国際放送局
 不動産価格高騰の原因は何なのでしょうか? 今年の「両会議」(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議)で全国政治協商会議常務委員・恒大不動産グループ理事局の許家印主席は、「開発業者が不動産価格高騰の主な原因ではない」と話した。また、中青世論観測室の統計では、「2013年不動産価格上昇都市トップ10の中の4都市で地価が新築住宅の価格を上回っている」と明らかにした。

 中青世論観測室は毎月不動産価格上昇都市のトップ10を出している。そのうち、北京・広州・深?の3都市は12カ月連続トップ10入りし、上海・アモイ・南京・鄭州・福州の5都市は11カ月、南充・瀋陽は8カ月トップ10入りしている。こうした都市の半数以上が省都だ。

 国家統計局は、「2013年9月から、北京・上海・広州・深?4都市の新築住宅の価格は前の年と比べて上昇幅が4カ月連続で20%を超えており、ほかの都市を大きく上回っている」と発表した。

 財政省は1月23日、2013年度の財政収支状況を発表し、「2013年地方政府の国有土地使用権譲渡の収入は4兆1000億元で、前の年より44.6%増え、史上最高を記録した」と明らかにした。政府の土地使用権譲渡料は小麦粉に例えられる。小麦粉が高ければ、不動産価格というパンが値下がりするわけがない。