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2013年国有企業の高官約30人が失脚
2013年 12月 31日16:19 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 2013年、腐敗取締りは拡大しつつある。国有企業にとって2013年は整理の年でもあった。統計によると、2013年、国有企業の高級高官のうち、およそ31人が失脚したことがわかった。

 終わったばかりの中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議で、新たな国有企業改革が人々の視野に入ってきた。国有企業の腐敗を集中的に取り締まる活動は、新しい国有企業改革に積極的に作用するだろうという意見が出ている。

 国有企業の腐敗取締りの目的は、後の国有企業改革での障害を取り除くことにあると見られている。これに先立って、あるポータルサイトでは「国有企業で腐敗が頻発した場、国有企業の高官数名を失脚させる」ことについての調査を行い、48000人を超えるネットユーザーが投票した。「中国共産党第18回全国代表大会以降、中央政府の国有企業を対象とする腐敗取締り活動をどう見るのか」という質問について、60%のネットユーザーは「国有企業の改革の障害を取り除く。腐敗取締りは国有企業改革の利益に対する障害を取り除く」という内容を選んでいる。

 中国社会科学院工業経済研究所企業制度研究室の余菁副主任は「腐敗取締りと改革では、国有企業のリーダーを企業家と同じ土俵に乗せ、市場競争を約束させる必要がある。現在、国有企業の完全な市場化はできていない。管理者の評価も不透明で、評価が難しい。国有企業の市場化が進むに従って、管理者に対する透明度も高くなる」と話した。

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