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中国輸出信用保険、「国家リスク分析報告」を発表
2013年 12月 19日15:34 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国出口(輸出)信用保険公司は18日北京で、2013年度の「国家リスク分析報告」を発表した。この「報告」は中国と密接な関係を持ち、協力の見通しが広い102の国を選び、政治リスク、経済貿易リスク、商業および投資環境リスク、法律リスク、及び全体リスク評価などの面からこれら国々の政治、経済貿易、投資と法律のリスクを詳しく分析した。同日中国輸出信用保険は中国以外の192カ国のリスク参考レーティングを発表した。

 報告は「2012年と比べて、参考レーティングで変動があった国は78ある。レーティングが下がり、リスクが上昇した国は主にEU・欧州連合加盟国とラテンアメリカの国々だ。これらの国々は欧州の主権債務危機の影響を受けて、短期内で経済と財政の困難な状態から抜け出せない。一方、レーティングが上がり、リスクレベルが下がった国は主にアジア、アフリカ、ラテンアメリカおよび大洋州の国々で、イラク、ミャンマー、トルクメニスタン、モザンビーク、ジンバブエ、ウルグアイ、マーシャル諸島などがそれである。これらの国々のレーティングレベルが依然高いが、積極的な要素が現れた。経済が回復し始め、向こう2年間、経済の発展は良好な勢いを見せると見られる」と明らかにした。

 なお、「国家リスク分析報告」は中国輸出信用保険の主な研究成果の一つで、2005年12月8日に初めて対外発表され、今年で9年目となっているということだ。

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