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中国中銀、満期の3年物中央銀行手形の期間延長を見送り
2013年 11月 27日10:10 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京11月27日】中国人民銀行(中央銀行)は25日、26日に満期を迎えた3年物中央銀行手形の期間を予想に反して延長しなかったことが市場関係者からの話で明らかになった。先週、大規模なリバースレポ取引を実施した人民銀の今回の動きは、市場の月末の資金需給状況に対する懸念を緩和することにプラスに働く可能性がある。26日付中国証券報が伝えた。

 調査会社Wind資訊の統計によると、10億元の3年物中央銀行手形は26日に満期を迎えた。7月16日以降、人民銀は長期手形の発行によって市場の資金を吸収し、短期手形の償還によって資金を市場に供給するという革新的な流動性の管理方法をとってきた。つまりはリバースレポ取引を実施するのと同時に、年内に満期を迎える9つの3年物中央銀行手形の期間を延長するということである。今回、人民銀が期間を延長したなかったのは、革新的な管理方法を取り入れてからは初めてである。

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