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中国でIT金融ブーム バブル崩壊のリスクに警戒が必要
2013年 11月 9日16:00 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京11月9日】IT金融の熱が引かない。中国EC大手・アリババグループのファンド投資サービス「余額宝」が好評を博すと、オンライン金融商品販売プラットフォーム「百度理財」がファンド販売を開始した。タオバオ初のファンド販売店も正式に開店し、タオバオはファンド販売業者にサービスを提供する初の第3者ECサイトとなった。また広東発展銀行のタオバオ店も11月11日にオープンし、高収益の金融商品を発売すると噂されている。8日付中国証券報が伝えた。

 アナリストは、「IT金融はその特徴により、将来的に寡占の構造を形成する可能性がある。最終的に最大手がすべての利益を手にし、彼らにとって有利なルールが形成される。同市場の進出者には、圧勝か完敗という結果しかない。海外市場ではIT金融大手の経営失敗の例があるが、伝統的な金融業界を覆すような影響を及ぼさなかった。この再編の過程において、バブル崩壊による巨大なリスクを慎重に防ぐべきだ」と提案した。