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中国の牛乳値上がりの「勢い」が再発、 一部の乳製品メーカーが「牛乳の凶作」へ陥り
2013年 9月 24日13:11 / 提供:新華網日本語

 「国慶節」が近づき、中国の多地域での牛乳の値上がりの「勢い」が再発し、一部の乳製品メーカーは「牛乳の凶作」の苦境に陥り、一日当たりの牛乳の買い付け量が往年の半分さえも及ばないという。

 現在、山東省の牛乳の買収価格は11週間の連続上昇した後、3.8元/キログラムに達し、去年同時期と比べ値上げ幅が18.75%となった。山東省だけではなく、内モンゴル、河北省といった10の乳牛主要産出省(区)でいずれも牛乳価格が大幅に上昇する情況が現れた。

 多数の業界関係者は、夏季の高温、乳牛の淘汰率の増加、乳牛の飼育頭数の不足などの原因により、中国の生乳供給量の低迷持?を招き、生乳の「値上がりムード」の高まり始めをもたらし、一部の地域では「牛乳の凶作」にまで発展してしまったと報告している。

 済南佳宝乳業有限会社の聶克平副総裁は記者に、摂氏4度から20度は乳牛の搾乳量がやや多い温度であり、今年夏以来の連続した高温が、乳牛の搾乳量を30%以上減少させたと語った。

 中投顧問産業研究センター食品産業部門の向健軍研究員は、牛肉価格の上昇が、一定の程度で養殖業者による乳牛淘汰の積極性を増加させ、乳牛を早めに淘汰し、肥育・出荷する現象を増加させたと考えている。

 それ以外に、業界関係者は、生乳価格の今回の上昇は、一定の程度においても市場ニーズの拡大や国際乳製品産業の動揺、国内乳製品産業の政策調整などの要素の影響を受けたものと考えている。

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