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高価な輸入品スーパーが富裕層を狙い、南京西路ビジネス圏に集まる
2013年 7月 30日15:21 / 提供:

 今年5月末、静安区のテスコは休業し、スーパーが中心区での生存がしにくい。しかし、静安寺と南京西路ビジネス圏で、シティスーパー、久光スーパーに引き続き、3社目の子高級スーパーがオープンする予定だ。華潤万家Ole’の上海の3店舗目は8月末に静安嘉里センターで開業し、その際、静安寺から南京西路ビジネス圏への道で、5分ごとに高級スーパーが見えるという。

 高級スーパーは富裕層を狙う

 南京西路上海商城のシティスーパーで、出勤日なのに、客がいっぱいいる。約半分は外国人で、ミネラルウォーター、ビールなどを買い、赤ちゃんを抱いているママはハムとチーズを選んでいた。

 8月末に開業する華潤万家Ole’での輸入商品の比重は約80%だ。商品仕入担当の王仕江氏によると「世界各地から商品を仕入れて、ニュージーランド天然牧場の高質牛肉、最も新鮮なカキ類、3大トップ輸入商からのサーモン、1974年開業のイギリスの小さな町からのクッキーなどがある」。浦東店のイタリア風情と異なって、静安店はイギリス風情で、開業の1週間目にはイギリス食品の集中展示即売会がある。

 高級スーパーへのモデル転換

 大型のディスカウント店、標準のスーパー、コンビニはスーパー業の三つの業態だが、高い賃借料とEコマースの衝撃で、前の二つは都心区での営業状況はコンビニより厳しい。ディスカウント店が閉店し、高級スーパーが生き残った。

 「標準スーバーの規模はディスカウント店とコンビニの間にあるが、種類と価格はディスカウント店に負けて、便利さはコンビニに負ける。中心区で高級な市場の開拓はいい方向だ」。上海商業経済研究センター首席研究員の斉暁斎氏によると、上海には20万人の外国人と帰国者がいて、そして一部の高収入の人たちを加えている。そうした人たちは生活の品質を求め、輸入品の購買能力もあり、高級スーパーのターゲットであると分析した。

(編集:兪静斐)