Home > ニュース > 経済IT  > 国際金価格 34カ月ぶり安値記録
国際金価格 34カ月ぶり安値記録
2013年 6月 30日16:11 / 提供:人民網日本語版

 国際市場における金の取引価格が再び落ち込み、26日の米国・ニューヨーク商品取引所の「NY金」(金先物相場)は1オンス1225ドルまで落ち込み、前営業日からの下げ幅は4%に迫った。同1230ドルの節目を割り込んでおり、2010年8月以来34カ月ぶりに最安値を更新した。今年4月初旬以降の下げ幅は累計25%に迫り、4月初旬の同1620ドル前後から一気に同1230ドルまで下がり、四半期の動きとしては1920年以降で最も不調だった。「人民日報」が伝えた。

 現在も金を嫌気する傾向が非常に強い。米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたデータによると、6月18日までの1週間に、リスクヘッジファンドなどの大型機関投資家が保有する金の量は29%減少して、先物取引やオプション契約は計3万8951件となり、1週間あたりの減少幅としては今年2月以来の最大を記録した。また金のショートポジションが14%と大幅に増加しており、増加幅は過去8週間で最大だった。

関連記事