Home > ニュース > 経済IT  > 知財権保護なければ深い技術投資はない 華為
知財権保護なければ深い技術投資はない 華為
2013年 6月 9日10:06 / 提供:人民網日本語版

 華為技術有限公司の郭平副董事長(副会長。輪番の最高経営責任者(CEO)を兼任)はこのほど、四川省成都市で開催中の2013年フォーチュン・グローバル・フォーラム(米経済誌「フォーチュン」主催)の「『モバイルファースト』から得た経験」をテーマとした分科会の席で、華為では現在、研究開発に従事する人員が世界の従業員全体の50%に達し、総収入に対する研究開発費用の割合は14%を超えたことを明らかにした。「人民網」が伝えた。

 郭副董事長によると、華為にとって重要な理念は、「グローバル化された企業になること」であり、世界の最も優れた人材を登用することだ。たとえば現在、アルゴリズム研究は主にロシアで、マイクロ波研究は欧州で行われている。

 華為は現在、世界中で15万人の従業員を抱えている。郭副董事長が例を挙げて説明したところによると、現在のモバイル通信設備の研究開発では、周波数資源の利用効率を絶えず向上させることが最も大きな課題であり、華為では現在、スウェーデン、上海、成都などでエンジニアが関連分野の共同研究を進めている。

 投資環境の改善をめぐり、郭副董事長は知的財産権の保護を一層強化することが必要と指摘する。知財権が保護されなければ、深いレベルの技術投資は行われないという。

関連記事