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2013年中国資本市場改革・発展の十大重要任務
2013年 1月 25日9:57 / 提供:新華網日本語

 2013年度の全国証券先物監督管理業務会議が先般、北京で開かれ、中国証券監督管理委員会(証監会)の郭樹清主席は「今後、中国資本市場の発展の基盤はより一層強固なものとなることが見込まれ、資本市場は今、貴重な戦略的チャンスに恵まれている。証監会は今後も、新興産業の発展とモデル転換の推進を軸に、投資と融資がバランスの取れた役割を発揮できるよう努め、規制を緩和するのに合わせて監督・管理を強化し、厳格な法執行と法律・制度の改善を有効に組み合わせ、国内外に対する開放を互いに促進することに力を入れる。また、短期的な政策と長期的な目標を総合的に配慮し、より一層成熟した、強大な資本市場の構築を促進することで、更に大規模な範囲と高い水準で、直接金融が全面的な役割を果たすことを目指す」と強調した。23日付中国証券報が伝えた。

 過去5年の資本市場の動向を振り返った郭主席は、資本市場の改革と発展を更に推し進めるための基本的な課題について説明し、2013年の改革と監督・管理面における重要な任務を示した。

 これまでの5年間、中国共産党中央委員会と国務院の正しい指導の下、資本市場は国内外の複雑な市場環境の試練を乗り越え、健全な発展と安定した改革・イノベーションの推進という良好な状態を維持してきた。市場システムは日々改善され、市場の役割は絶えず高まり、市場のメカニズムは日増しに最適化されている。これに伴い、市場主体の質は向上し、市場の監督・管理機能は強化され、市場の開放度はどんどん高まり、市場の安定が確保されるようになった。2012年、証監会は、多層的な資本市場の形成、新株発行制度と上場廃止制度の改革、健全な投資家保護システムの構築、情報公開とコーポレート・ガバナンスのレベル向上、機関投資家の発展の促進、実体経済におけるスポット市場の役割強化、証券?先物市場の改革発展の更なる推進を積極的に推し進めてきた。

 郭主席は以下の10の方面に関して、2013年の重要任務を掲げた。一、多層的な資本市場の発展促進。二、新株発行制度と上場廃止制度の改革の更なる深化。三、上場市場の質の向上を絶えず促進すること。四、実体経済におけるスポット市場の役割強化。五、機関投資家の育成。六、仲介機関の規範化された発展を引き続き促すこと。七、対外開放の積極的且つ適切な推進を継続すること。八、投資家に対する指導とサービスにたゆみなく努めること。九、市場の監督と管理、法執行の徹底した改善。十、資本市場のイノベーション・発展に有益な政策環境を形成すること。

 証監会の他の幹部も、各々が担当する部門の課題について発言し、会議で十分な議論がなされた。共産党中央委員会、全国人民代表大会、国務院などの関連部門、最高人民法院(最高裁判所)及び報道機関、証監会機関各部門、組織各部門の担当者が会議に参加した。

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