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VW 中国販売首位に向け始動 日本車が「猛追」
2012年 12月 31日10:18 / 提供:人民網日本語

 海外有名自動車メーカーは 、巨大な中国自動車市場に狙いを定めている。ブルームバーグは12月26日、「フォルクスワーゲンは中国市場で来年、ゼネラル?モーターズと海外ブランド販売ナンバーワンの座を争う。日本車はトヨタに率いられ、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題による苦境からの脱却に取り組んでいる」と報じた。環球網が伝えた。  

 自動車業界調査会社「JSC Automotive Consulting」は、「アウディQ3、サンタナ、ゴルフを含む8機種のモデルチェンジにより、フォルクスワーゲンは来年270万台の販売目標を達成し、265万台の販売を予定しているゼネラル・モーターズを追い越すだろう」と予想した。  

 フォルクスワーゲンのデータによると、同社の「サンタナ」は今年、中国自動車市場の販売ランキングで10位に入選し、大衆ブランドの「シュコダ」の中国販売も9カ月内で初の増加を実現し、増加率が6.8%に達した。ゼネラル・モーターズが中国市場で発売した新車には、「キャデラックXTS」、「オペル」(計3機種)が含まれる。自動車調査会社は、「ゼネラル?モーターズは来年、新型車(ビュイック・ラクロスやビュイック・リーガル等)を発売しフォルクスワーゲンに対抗する」と予想した。  

 日本車も中国自動車市場で「猛追」をかけ、釣魚島問題で失った市場シェアを奪還する。日本車の中国市場における代表メーカー、トヨタの豊田章男社長は12月20日、日本車の中国販売について、「非常に苦しい。迅速に改善されることを願う」と語った。  

 中国自動車工業協会のデータによると、日本車の販売回復の兆しが11月に見られた。同協会の関係者は、「日本車の厳冬は過ぎ去った。中国メーカーの厳冬は今後も続き、来年は今年よりも厳しい競争に直面するだろう」と語った。

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