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中国企業ビッグ500指数:百社以上の民営企業が千億元クラブに
2012年 11月 28日17:19 / 提供:東方ネット

  上財ビッグ500企業競争力指数は規模指数、利益指数と成長指数からなり、2004年を中国ビッグ500起業競争力指数の基礎期(値を100とする)にし、その後各年ごとに基礎期と比べてきた。2012年の総指数は105.37となり、2011年より3.41ポイント下がった。ここ2年間はいずれも下降傾向にある。

 上海財政大学が28日、2012「上財中国ビッグ500企業競争力指数」を発表した。国有銀行がビッグ500ランクをリードし、ランクに入った民営企業数は安定的に増加しており、104社の民営企業が「千億元クラブ」に入った。

分布が依然としてアンバランス

 同指数によると、中国企業ビッグ500は依然としてアンバランスを残している。東部地区の9省・市は355社の企業が入り、2012中国企業ビッグ500総数の71%を占めた。中部、西部、東北地区で入った企業は総数でもランクの3割に満たない。北京の競争指数は122.84で、企業数の最も多い省・市となった。上海は広東を超えて、2位に戻り、競争力指数が114.54となった。

 総合競争力のトップテンの業界で、7業界がサービス業に、3業界が製造業にある。中国農業銀行、中国工商銀行、中国建設銀行が、引き続きビッグ500企業の上位3位を占めた。

利益レベルは国有企業より高い

 ビッグ500企業で、民営企業が入ったのは193社あり、昨年より9社増加し、営業収入が1000〜10000億元の企業が104社で、昨年より27社増えた。そのうち、15社の民営企業が「千億元クラブ」に入り、昨年より6社増加した。製造業ビッグ500では、284社の企業の総資産が25%しか占めないが、40%の営業収入を創造し、利益レベルと労働生産率が国有企業より高い。また、民営企業が科学研究と技術革新での投入も国有企業より高い。 

中国で最も儲かる業界

 インターネットメディア、商業銀行業、酒造業界、金製造業と港口サービス業の平均収入の利益率が10%を超えて、中国で最も儲かる業界になった。そのうち、インターネットメディアは35.81の利益率でトップとなったが、入った企業は騰訊しかない。今年、戦略的な新興企業は規模指数を除き、その他の各項目の指数が下がった。そのうち、成長指数が下がったのは最も速く、15.67下落した。学者によると、中国は戦略的な新興企業自身の発展体制が規模化しておらず、リスクに抵抗する力が高まる必要はある。

(編集:曹 俊)

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