中国の検索エンジン最大手「百度（バイドウ）」は21日、「米ドル建て（総額15億ドル）の社債を米国で発行する」と発表した。米国では初めての社債発行となる。

　この社債は2017年満期で利率2.25％の社債7億5千万ドル、2022年満期で利率3.50％の社債7億5千万ドル、合わせて１５億ドルの社債を発行する予定だ。これについて業界関係者は「集まった資金は力を入れている『百度のクラウドコンピューター』に投入される可能性が強い」と推測した。

　一方、「百度」側は同日、「集まった資金の一部は、現在ある債務の償還にあて、残りは企業として一般的な用途に使う。それにはＭ＆Ａも含まれる」と発表した。