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中国富裕層購買力 2020年?日本の消費総額に匹敵
2012年 11月 16日16:33 / 提供:チャイナネット

 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が発表した研究レポート、「中国新世代消費推進力」によると、富裕層が中国の消費市場の成長をけん引する主力であり、2020年には中国の富裕層の購買力は3兆1000億米ドルに達し、世界全体の消費の5%を占めると見られている。

 研究レポートによると、中国の富裕層の世帯あたりの年間可処分所得は少なくとも2万米ドルに達し、財産規模は中産階級と超富裕層の間に位置し、中国の消費成長を後押しするパワーになることが期待できる。特に、ハイエンド製品や高品質のサービスなどの消費を促進することができる。

 現在、中国の富裕層は1億2000万人、年平均の購買力は5900億ドル。2020年には、この富裕層の規模が2億8000万人に達し、中国の都市人口の35%、中国総人口の20%を占める見通しで、年平均購買力は3兆1000億米ドルに達すると予測されている。この規模は2020年の日本の消費総額に匹敵し、ドイツの消費総額を28%上回り、韓国の消費総額の3倍に当たる。

 BCGの共同経営者である呂晃氏は「中国の富裕層をしっかり把握し、交流を保つことは企業にとって重要な意義を持つ。富裕層は巨大な規模を持ち、その上、ハイエンド製品と高品質のサービスを購入する財力と意欲も持っている」と指摘する。