米国アップル社は23日画面サイズが更に小さくなったタブレット型多機能携帯端末「iPad mini(アイパッドミニ)」を発表し、この新商品がタブレット型多機能携帯端末市場で主導的地位をしっかりと固める可能性が高いと述べた。
【新華社北京10月24日】米国アップル社は23日画面サイズが更に小さくなったタブレット型多機能携帯端末「iPad mini(アイパッドミニ)」を発表し、この新商品がタブレット型多機能携帯端末市場で主導的地位をしっかりと固める可能性が高いと述べた。
アップル社の幹部社員が当日シリコンバレーのサンノゼで記者会見を開き、「iPad mini」の画面サイズは7.9インチで、主な機能はアップル社の現行の9.7インチ画面のものとほぼ同じだが、厚さがわずか7.2ミリメートル、重さが308グラムとなり、従来のiPadより一段と薄型軽量化されている、と述べた。
「iPad mini」の価格も更に安くなっている。記憶容量は16ギガバイトで、Wi−Fiワイヤレスネットワーク接続のみを搭載した入門レベルの当商品は米国市場での希望小売価格が329ドルだ。同じ記憶容量で、ワイヤレスネットワークと世界中各種のワイヤレス通信ネットワークを標準搭載する商品の価格は459ドルだ。
アップル社は当日第4世代の9.7インチ画面のiPadを同時発表し、それはA6Xチップを内臓しており、性能面では1世代前のA5Xチップに比べ最大2倍高速になっている。
アップル社は、「iPad mini」及び第4世代のiPadのWi−Fiバージョン商品は11月2日から中国香港地区を含む30以上の国・地域で発売され、その他の機種は数週間以内に市場に出回るはずだ、と述べた。
分析者は、「iPad mini」は技術面で明らかに革新的なところはないが、内臓などの方面でアップル社の第2世代のiPadの「小型版」に相当し、より安い価格とアップした携帯性がもっと幅広い消費者に魅力を与えるだろう、と指摘している。