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世界PCシェア争い、レノボとHPの一騎打ちに
2012年 10月 15日9:51 / 提供:人民網日本語版

 IT専門調査会社のIDCとガートナーは11日、今年第3四半期の世界PC業界の報告書をそれぞれ発表した。それによると、聯想集団(レノボ・グループ)の市場シェアが第3四半期に、過去最高の15.7%に達した。新京報が伝えた。

 しかし統計方法が異なるため、両調査会社のランキングには差が生じた。IDCのデータによると、ヒューレット?パッカード(HP)が依然として首位の座を守ったが、レノボとの差は0.2ポイントに狭まった。ガートナーのデータによると、レノボはすでにHPを追い 抜き、世界最大のPCメーカーとなった。

 ◆調査会社のデータに差

 IDCのデータによると、HPは今年第3四半期に15.9%の市場シェアで、依然としてPC業界のトップ企業となった。トップを目指してきたレノボは2位に甘んじたが、HPとの差は前四半期の0.5ポイントから0.2ポイントに縮小された。

 しかしガートナーの報告書によると、レノボは15.7%の市場シェアでHPの15.5%を追い抜き、世界最大のPCメーカーとなった。このデータに基づくと、HPの首位陥落は2006年第3四半期以来で初となる。

 両調査会社のデータの差について、レノボは昨日、「統計データの選択に差があり(ワークステーションの販売台数を含めるか)、順位に変化が生じた」とするコメントを発表した。

 HPも同日、「PC市場シェアに関する一部の報告書は全面的でない。IDCのデータには非常に重要なワークステーションが含まれており、より全面的だ」とするコメントを発表した。

 ◆レノボが急成長

 レノボが世界一のPCメーカーとなったかについて、両調査会社の調査結果は異なっているが、同社の成長率がライバルのHPを上回ることは確かな事実だ。

 IDCのデータによると、レノボの今年第3四半期のPC出荷台数は前年同期比10.2%増となったが、HPは16.4%減と急激にシェアを落とした。業界3位のデルは14%減、4位のエイサーは9.6%減となった。

 ガートナーのデータによると、レノボの今年第3四半期の出荷台数は前年同期比9.8%増、HPは16.4%減、デルは13.7%減、エイサーは10.2%減となった。

 レノボの楊元慶董事長(取締役会長)兼CEOは11日、「両調査会社の分析データは、当社が持続的かつ力強い成長を維持しており、当社の成功方式が依然として効果を発揮していることを裏付けた」と表明した。

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