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アジア10大豪邸 1位はインド富豪宅・中国7カ所
2012年 9月 28日16:46 / 提供:人民網日本語版
 米国のコンサルティング会社ワールド・エグゼクティブ・グループと同グループが発行する雑誌「ワールド・アントレプレナー」、および世界不動産研究院が共同で作成した2012年第3回目のランキング「アジア10大豪邸」が、このほど香港で発表された。トップは前回に続き、資産価値10億ドルとされるインドの富豪ムケシュ・アンバニ氏の27階建ての邸宅だった。中国の豪邸は7カ所がランク入りした。「京華時報」が伝えた。

 ランキング1位のアンバニ氏の邸宅は、インド経済の中心地ムンバイにあり、高さ173メートルの超高層建築だ。建築価格は10億ドルに達し、世界で最も高価な個人の邸宅となっている。2位は上海浜江凱旋門で、上海市陸家嘴の中心エリアにあり、黄浦江に近く、同市で最も高価な邸宅だ。平米単価は最高で26万4千元に上り、別荘タイプの価格は1軒あたり2億元前後になる。3位は広州琶洲壹号で、1軒あたりの面積は最大約1200平方メートルに上る。広々とした間取り、豪奢で格式の高いしつらえの豪邸だ。

 関連の会議に出席した同グループのロバート・マンデル代表(ノーベル経済学賞受賞者)の指摘によると、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月13日に量的金融緩和政策の第3段をうち出し、期限を定めなかったことから、米ドルのインフラが起こる可能性が高まり、アジアで、特に中国で通貨政策緩和の動きが加速し、人民元が値下がりした。このため多くの富豪が資産価値の目減りを防ぐため、豪邸を含め不動産を相次ぎ購入・保有するようになった。

 同研究院がまとめた報告によると、世界金融危機が米国から欧州へ、欧州からアジアへと広がり、世界経済が「硬着陸」するリスクが高まっている。世界のぜいたく品のアジア市場での売り上げは37%減少という急激な落ち込みを示したが、豪邸の価格には大幅な低下はみられない。たが価格には浮き沈みがあり、インドネシアのジャカルタでは力強い伸びを示し、香港でも上向きだったが、シンガポール、上海、北京では目立って落ち込んだという。

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