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離島免税政策1年で免税店売上高が18億元に 海南
2012年 4月 23日13:41 / 提供:人民網日本語版

 海南省で離島免税政策がスタートしてから今月20日で一年を迎えた。この一年間に免税政策によって観光旅行ショッピングが急速な成長を遂げ、同省への観光客が大幅に増加したとともに、国際的観光島としての同省の影響力が拡大した。

 あるデータによると、離島免税政策は同省の観光消費市場の活性化に大きな役割を果たした。政策開始から今月15日までに、三亜市と海口市にある2つの免税店の売上高は18億元を超え、免税品は約290万点が販売され、購入者は一日当たりのべ90万人を超え、一日当たり平均売上高は約500万元に達したという。

 同政策がもつ大きな潜在力を深く掘り起こすために、総額34億5千万元を投じて建設する三亜海棠湾国際ショッピングセンターが、このほど工事をスタートした。同センターは今後、離島における観光客の免税ショッピングをはじめとして、各種の役割を担う総合型の観光エリアとなり、観光客により大きな免税ショッピングの環境を提供するとともに、より多くの国際的な一流ブランド製品を提供する場所になる見込みだ。

 三亜の免税店では現在、香水、化粧品、アクセサリー、腕時計、衣料品、革製品、スーツケース、サングラス、旅行用品、中国および海南省の特産品などを取り扱っており、世界的に有名な約100ブランドの1万種類に及ぶ商品が販売されている。世界的なぜいたく品ブランドも同免税店への出店の意向を相次ぎ表明しており、独立店舗を検討しているところもある。いずれも離島免税政策を追い風として、国際的ショッピングセンターにいち早く打って出たいと考えている。

 中国国際旅行社の関連部門の責任者は「離島免税政策が実施される前には、海南省の観光は『3S』が優位点として突出していた。われわれは免税ショッピングを通じて、海南の観光の名刺に4つの『S』を並べたいと思う。太陽の日差し(sun)のS、大海原(sea)のS、砂浜(sund)のS、そして免税ショッピング(shopping)のSだ」と話す。

 

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