Home > ニュース > 経済IT  > JALのパイロット45人、中国南方航空にレンタル
JALのパイロット45人、中国南方航空にレンタル
2012年 3月 19日17:20 / 提供:人民網日本語版

 経営再建中の日本航空(JAL)はワイドボディ双発ジェット機「ボーイング777」のパイロット45人を中国南方航空(CZ)にレンタルすることが16日、明らかになった。レンタル期間は3年。北京のタブロイド紙「京華時報」(電子版)が報じた。

 JALとCZはこのほど、レンタル合意書に調印。CZの劉●副総経理(●=いとへんに千)やJALの進俊則・常務執行役員らが調印式に出席した。

 中国では近年、航空需要が拡大していることを背景に、CZもパイロットが不足しており、同社は今回のパイロットレンタルにより、少しでもその問題が解消されればと期待している。レンタルされるパイロットは19日より、任務に就く。

 一方のJALは経営破綻後、燃費が悪いジャンボ機の全廃や、赤字路線からの撤退を急速に進め、パイロットに一時的な余剰が出ていた。レンタル出向したパイロットの人件費はCZ側が負担するため、JALは年間数億円程度の人権費を節約できると見込んでいる。

 現在、中国のほかに韓国でも、ジャンボ機を含めパイロットが不足しており、パイロットレンタルのニーズが高まっている。

関連記事