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日系粉ミルクの人気がダウン、明治粉ミルクの市場シェア率は9割暴落
2012年 3月 17日15:43 / 提供:

 東日本大震災が発生して1年間で、元々中国で大人気の日本粉ミルクは他の外資系と現地ブランドとの競争でだいぶ弱くなった。データによると、地震と放射能漏れの影響で、過去1年間の日系粉ミルクの市場シェア率は9割も暴落し、同時に国内粉ミルクブランドの売り上げは8割成長した、と羊城晩報が報道した。  

 業界の統計によると、震災が発生する前、日本の明治粉ミルクは密輸入品を含めた全ての販売ルートでの売上げは約10億元だったが、震災後は20%以上ダウンした。そして、正規販売ルートの統計データによると、震災発生後、明治粉ミルクの市場シェアは9割暴落し、昨年7月に原産地を日本からオーストラリアに変更したが、その後、放射能漏れ事故があった。昨年12月に、日本の明治乳児粉ミルク「明治Step」で初めて放射性のセシウムが検出された。スタッフの黄さんは「現在中国の明治粉ミルクはオーストラリアから輸入した物だが、ブランド自身は日本ブランドで、お母さんが心配することもある」と話した。  

 ある親子用品専門店の経営者によると、外資系ブランドの中で、ミード・ジョンソン、アボット、Dumexの他に、オランダのFriso粉ミルクも年間の売上げは20%成長した。そして、現地ブランドの伊利粉ミルクの売上げは56億元を超え、高級粉ミルクの売上げは81%成長した。

(編集:兪静斐)