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ブランドトレンド報告書 茅台酒がベンツやシャネルを越えバリュー4位に
2012年 1月 12日17:14 / 提供:人民網日本語版

 胡潤(フージワーフ)研究院が11日に発表した「2012年ベスト製品 中国富豪のブランドトレンド報告」によると、中国の茅台酒(マオタイ酒)は世界で4番目に価値あるぜいたく品ブランドになると同時に、富豪に最も歓迎される10の贈り物ブランドの一つにもなったという。「揚子晩報」が伝えた。

 ▽贈り物10ブランドのうち9つは欧米ブランド

 胡潤によると、中国の富豪はブランド品を贈ることを好み、とりわけ春節(旧正月)の時期には、欧米の富豪を上回る価格の贈答品を贈る傾向がある。富豪に最も歓迎される10の贈り物ブランドの内訳は、フランスのブランドが5つ、イタリアが2つ、中国と米国とスイスがそれぞれ1つずつだ。上位3ブランドはルイ・ヴィトン、カルティエ、エルメスとなっている。茅台酒は中国ブランドとして唯一選ばれ、5位に入った。6位にはアップル社が続いた。調査によると、経済環境の見通しが立たないため、富豪の年平均消費額は前年に比べ9%減少し、年平均消費額は176万元になったという。

 昨年、茅台酒が世界ぜいたく品協会(WLA)にぜいたく品の申請をすると伝えられると、広く議論が巻き起こった。だが同報告によれば、茅台酒はすでにぜいたく品の仲間入りをしており、「2012年胡潤の世界で最も価値あるぜいたく品10ブランド」にもブランドバリュー120億ドルで7位に入ったという。同10ブランドに選ばれた中国ブランドは茅台酒のほか、7位の五糧液がある。胡潤によると、茅台酒のブランド価値はベンツやシャネルよりも高く、同類商品の中ではヘネシーやレミーマルタンを超えるという。

 2012年胡潤の世界で最も価値あるぜいたく品10ブランドの選定にあたっては、企業の時価総額からブランド以外の要因がもたらす貢献分を除き、これにブランドのプレミアム価値の割合をかけて、最終的なブランド価値を確定した。上場企業の場合は2011年12月31日の株式の終値に基づいて時価総額を計算し、非上場企業の場合は関連産業の上場企業の株価収益率に基づいて計算した。その結果、上位3位にはルイ・ヴィトン、エルメス、BMWが並んだ。

 ▽富豪の28%「中国経済をに非常に信頼」、40%がミニブログ

 胡潤調査の調査によると、富豪の28%が今後2年間の中国経済を非常に信頼すると答えた。また30%以上が積極的な投資を選択するとし、不動産投資と株式投資が引き続き二大投資先とされた。だが不動産投資を選ぶ人の割合は昨年の37.9%から今年は26.7%に減少し、株式投資を選ぶ人の割合も24.7%から20.4%に減少した。その一方、利益が固定された投資を選択する人は7.7%から18.2%に増加し、純金投資を選択する選択する人は0.1%から11.5%に増加した。富豪が企業家としての社会的責任を果たす上で最善の道は税金を納めることとした人が3分の1に迫った。次善の道は慈善活動や寄付で23%が選択。また12%が従業員の権利を守ることが企業の社会的責任であるとの見方を示した。このほか雇用率の引き上げ、環境保護、業界の牽引といった回答がみられた。興味深いこととして、富豪の60%がミニブログを開設していないが、開設している場合は一人当たり平均5万人のフォロワーがいるということが挙げられる。男性の富豪よりも女性の富豪の方が携帯電話によるミニブログ運営を好むという。

 

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