昨年の上海万博で、50万箱を販売した人気軽食のたこ焼を経営する「くくる」は昨年12月に、徐家匯で1号店を開設したが、28日には上海のグルメ街・呉江路で2号店をオープンした。人気のたこ焼以外に、おにぎりやうどんなど日本の伝統的な食べ物も売っている。また、店頭には約20席の椅子を設けて、店頭でも楽しむことができるようになっている。
なぜ呉江路を選んだのか聞くと、「くくる」を経営する白鳩食品(上海)総経理の永尾哲二氏は「昨年、万博の時、この街に来て、町並みが欧米と似ていて、非常に好きになった。後で、この街は有名なグルメの街と聞いた。そして、今回、2号店をここでオープンすることになった」と述べた。
また、永尾氏によると、2号店はおにぎり、うどんなどの新しいメニューも出した。これからは、日本と同時に新開発したものをアップデートする。なお、おにぎりは朝食に向いているため、営業時間を午前8時に繰り上げることを考えているという。
挨拶する白鳩食品(上海)総経理の永尾哲二氏
たこ焼を作るスタッフら
店頭で陳列するおにぎり
ところで、現在の1号店の売れ行きはどうなっているかと聞くと、白鳩食品(上海)顧問の楊建興氏は「日に300〜400箱が売れる」と回答した。また、同氏によると、6月から、店頭の改築が始まって、欧米風のカフェの雰囲気を作る。たこの看板をピカピカ動くものに変え、30席ほどの椅子を増やして、店頭で食べ物を食べることができ、さらに万博の時に採用された噴水のものも増やす。夏の時は涼しい感じになる。
「くくる」は5カ月ぶりに2号店を開設した。その勢いは良く、年末までに5号店、6号店を開設する計画だ、と楊氏は述べた。
(曹 俊 写真も)