中国税関総署は10日、中国の今年第一四半期の貿易は6年ぶりに赤字に転じ、その額は10億2000万ドルに達したと発表した。 　

　貿易赤字の主な原因は輸入が急速に伸びたことにある。中国税関総署のデータによると、第一四半期の輸入額は去年の第四四半期より5.1%増の4000億ドルを上回り、史上最高となった。 　

　通関統計によると、第１四半期の輸出入総額は前年同期比２９・５％増の８００３億ドルで、うち輸出が２６・５％増の３９９６・４億ドル、輸入が３２・６％増の４００６億ドルだった。３月は輸出が３５・８％増の１５２２億ドル、輸入が２７・３％増の１５２０・６億ドルで、１・４億ドルの貿易黒字となった。

（編集：章坤良）