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W杯で、世界が104億ドルの損失
2010年 6月 26日10:28 / 提供:中国国際放送局

 南アフリカで行われているW杯で熱戦が繰り広げられているが、W杯は世界経済にとっての災難だという見方もある。

 スイスのある研究機関の統計によりますと、W杯期間中、出場チームの国では約半分の国民が試合を観戦することから、世界経済に、少なくとも104億ドルの損失をもたらすとした。そのうち、最も影響を受けるされるドイツとメキシコの損失はいずれも17億ドルに達すると見られてる。また、今回のW杯はヨーロッパの経済危機をさらに深刻化させる可能性もあるという。

 W杯は世界最大のスポーツ大会の一つとして、影響力も大きく、32の出場国では、従業員のW杯観戦に便宜を提供するために、学校の休校や、銀行とほかの企業、機関の終業時間の繰上げなどが実施されている。また、W杯に進出できなかった国と地域も多少の影響を受けている。

 統計では、32の出場国の中で、ブラジルは12億ドル、アルゼンチンは4億8500万ドルの損失がある。この調査の責任者は「全世界では少なくとも10億人がテレビを通じて、W杯を見ていることから、実際の損失はさらに大きいかもしれない」と見ている。

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