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国家外匯管理局、国境貿易の新しい外貨管理法を公布
2003年 9月 30日15:36 / 提供:

わが国の周辺諸国との国境貿易の健全な発展を促進し、国境貿易関連の外貨管理を規範化するため、中国国家外匯管理局はこのほど『国境貿易外貨管理方法』(以下『方法』と略称)を公布し、国境貿易の外貨管理に関する政策を明確にした。

新しい『方法』は、国境貿易企業は外国貿易機構と国境貿易を行う際、自由に兌換できる貨幣、隣接諸国の貨幣、人民元などさまざまな方式で建値をおこない、決済することができると規定している。

新しい『方法』は、国境貿易の輸出関連の決済について、特別な管理政策を取っている。『方法』は外貨収支のみによって輸出入の決済をする制限を緩和し、兌換可能な貨幣、隣接諸国の貨幣、人民元及び国内振替の方法で決済することもできると規定している。

新しい『方法』は、銀行決済のルートを開設し、国境貿易の決済を逐次銀行システムに組み込むことにしている。中国と周辺諸国の商業銀行間の決済ルートを開設し、企業に規範化した銀行決済サービスを提供するため、新しい『方法』は国境地帯の商業銀行が関連規定に基づいて、隣接諸国の商業銀行とコルレス関係を結び、銀行直接決済のルートを開設するよう要求している。国境地帯の商業銀行は関連法律に基づいて事務所の増設、外貨兌換所の設立、人民元と隣接諸国の為替レートを掲示することになった。

新しい『方法』は、今年10月1日から施行することになり、1997年公布の『国境貿易外貨管理暫定方法』及び2002年公布の『中国とロシアなど独立国家共同体国境小額貿易外貨管理に関する問題の通知』はそれと同時に廃止されることになった。