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江蘇:台湾企業を大々的に誘致、IT産業を重点に
2003年 9月 17日8:54 / 提供:

『中新網』16日付報道によると、先日行われた「中台両岸CEOフォーラム」で、今年上半期(1−6月)、中国本土に投資した台湾企業の40%以上が江蘇(こうそ)省に集中したことが発表された。江蘇省は中国で台湾企業誘致に最も力を入れている地域。  

 台湾の報道筋によると、2001−02年で台湾当局の認可を受け中国本土に投資された項目の中で、江蘇省に投入された分は全体の50%に達し、今年上半期ですでに全体の40%に上るという。  

 6月末までに江蘇省が誘致した台湾企業による投資案件は1万2000件近くで、325億ドルを吸収、その中で1000万ドル以上の案件は1000件を超えたという。各案件の平均投資額は500万ドルに達した。   台湾企業の江蘇省における案件内容で見ると、IT方面に対するものの割合が増しており、この2年における1000万ドル規模の案件の中で、IT方面が半数以上を占めている。  

 台湾の電子産業の中心的存在である宏基集団といったような企業や、台湾の十大ノートパソコン(PC)メーカーのうち9社なども、工場の建設などを通じて江蘇省へ進出している。  

 また多くの企業が東南大学や蘇州大学と提携してIT開発プロジェクトを進めており、台湾企業は江蘇省に電子部品製造から電子機器製造まで一貫した一大IT産業体系を構築しつつある。