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中国聯通:CDMAが収益圧迫、四半期利益で下降
2003年 8月 31日15:38 / 提供:

『南方日報』30日付報道によれば、28日に中間期決算を発表した中国聯通(チャイナユニコム)、親会社から9つの省や市のネットワークを買収したことによって、一応は増収増益となったが、今年第2四半期(4−6月)の収益は第1四半期(1−3月)よりも大幅に下降している。   中国聯通は中国第二の移動体通信業者として、数字の上では、今年6月末まで、携帯電話加入者数は6960万、前年同期と比べて倍増以上となり、売上高は前年同期の179.9億元から、今年中間(1−6月)期は319.7億元、最終利益は23.9億元となって、同12%増を達成していた。  

 しかし四半期ごとでの最終利益を比べると、第1四半期は12.9億元だったのに対し、第2四半期は11億元まで下降、これは先日決算発表を行っていた中国移動(チャイナモバイル)と同じような情況で、中国移動も第2四半期の最終利益が下降傾向を示し、四半期ベースでは初めて前の四半期と比べてマイナス成長となっていた。

 中国移動と中国聯通が同時に収益が下降したことは、新型肺炎SARSのまん延や市場競争の激化が挙げられているが、中国聯通の場合、CDMAの事業で赤字を計上しており、第1四半期には2.1億元の税前損失を出していた。中国聯通では、今年中にCDMAの黒字転換が図れるとしているが、今後も関連事業への投入金額が増大していくことは間違いない。