Home > ニュース > 経済IT  > 代表処収入の税務リスク =上海開澤(ジョイ・ハンド)法律事務所
代表処収入の税務リスク =上海開澤(ジョイ・ハンド)法律事務所
2008年 11月 28日11:10 / 提供:

 

上海開澤(ジョイ・ハンド)法律事務所

中国上海市浦東新区東方路985号一百杉杉大厦14R 郵便番号200122

14R First Trade Tower 985 Dongfang Rd. Pudong New Area Shanghai 200122 P .R. China

Tel: (86 21) 6876 7600 Fax: (86 21) 6876 7599

Website: www.join-handlawfirm.com.cn

 

 中国の税務機関は、代表処の税収を監督管理する際に、代表処の営業収入及び外国籍従業員の賃金収入に重点を置いており、代表処としては、営業収入で得た活動をできる限り連絡、調査等の非営業活動にしようとするものの、税務機関は代表処の「営業収入」として、徴税しようとする。

 

代表処の収入について、税務面で生じ得るリスクは次の通り。

 

 

収入名目

収入の取得方法

リスク

1

親会社が経費名目で代表処に支払う

代表処が親会社の海外関連会社にサービスを提供するa

当該関連会社と親会社で決算を行うa

親会社が経費名目で当該収入を代表処に支払う

n         代表処の人員が実際にサービスを提供したð営業税を徴収されるリスク大

n         当該サービスを代表処の親会社への情報提供とするðリスク軽減

 

注: 代表処がサービスを提供したかどうかについての税務機関の判断基準は、サービスの具体的業務が代表処の人員によって行われたかどうかというもの。

2

立て替え金

代表処が親会社の関連経営活動のために立て替えた費用

n         代表処は親会社に代わって費用を立て替えること(翻訳料等)が許されているが、税務機関は立て替え金に対する監督管理を強化し続けている。

n         認可されている範囲を超えた立て替え金については、親会社が代表処を通じて経営活動を行っていると判断され、徴税される可能性がある。