新華社情報宜昌発

　記者が中国長江三峡工程開発総公司から得た情報によれば、中国葛洲ハ集団股フン有限公司は１０日に三峡ダムの船舶昇降機主体工事及び一部設備の取り付けを落札し、本件は三峡ダムの最終的な永久的建造物だ。

　三峡ダムの永久通航施設は永久閘門と船舶昇降機からなり、すべて長江の左岸にある。永久閘門は６年にわたる施工を経て、既に通航した。昇降機のデザイン案は繰り返し検討?論証され、２００７年末に前期の施工準備活動を始めた。 　

　客船と特種船を迅速に通過させる昇降機はチャンバーの長さ１３２メートル、幅２３．４メートル、高さ１０メートル、一度に３０００トン級の客船または１５００トン級のはしけを通過させられる。世界上の大型垂直昇降機の昇降の高さは１００メートル以内、載れる水の重さも９０００トン未満だが、三峡昇降機の昇降の高さは１１３メートル、載れる水の重さは１．１８万トン、そのデザインと難度も世界一。　

　三峡昇降機は上流の引き船道、上部閘門、昇降機自体、下部閘門と進入航路の５部分で構成され、工期は６．５年、２０１５年３月に完工する予定。昇降機の完成後、客船の通過時間はわずか４０分間、現在は３時間程度。