Home > ニュース > 経済IT  > 中国聯通、中国網通、香港で合併案発布
中国聯通、中国網通、香港で合併案発布
2008年 6月 5日8:55 / 提供:

 新華社香港発 

 中国聯通股フン有限公司(中国聯通)と中国網通集団(香港)有限公司(中国網通)は2日、香港で記者会見を催し、株式交換のかたちで合併し、新たな中国聯通を成立すると同時に、中国聯通はCDMA業務を中国電信に売り出すこととなるという。  

 5月23日取引一時停止前の株価の3%のプレミアムによって確定された株式交換割合は1株あたりの中国網通が1.508株の中国聯通株を、1株あたり中国網通米国預託株が3.016株の中国聯通米国預託株を交換することとなる。中国聯通の代表取締役兼最高経営責任者の常小兵氏は記者会見で説明した。  

 合併後、中国聯通の株式資本金は237.645億株、5月23日取引一時停止時の株価18.48香港ドルで試算すれば、取引額は4391.67億香港ドルとなる。  

 取引事項は中国聯通および中国網通株主総会の許可を得なければならない。中国聯通株主総会は9月開催され、順調に進めば合併は10月完成する。中国網通は合併案が採択されてから証券市場規定に基づき証券取引所から引退する。中国聯通執行取締役兼最高財務長官のトウ吉禄氏は説明した。  

 中国聯通および傘下中国運営公司が2日、中国電信股フン有限公司と協議を結び、中国電信にCDMA業務を売り出し、対価を438億人民元とし、現金支払を採用するという。  

 中国網通と中国聯通の合併は固定ネットワークとモバイルネットワークが溶け込む産業すう勢に合致し、はっきりした戦略目標と定位の確立にプラス。ただ、当面の合併は上場企業の合併にとどまり、親会社の合併ではない。中国電信にCDMA業務を譲渡することは業務重点を明確にし、優勢資源を集めてGSM技術から3G技術に切り替わることに役立つと常小兵氏は語った。  

 聯通と網通の合併は中国電気通信業の4回目の再編の一環となる。工業?情報化部、国家発展・改革委員会、財政部は5月24日「電気通信体制改革の深化に関する通告」を発布、中国電信の中国聯通CDMA網への買収、中国聯通と中国網通の合併、中国衛通の基礎電信業務の中国電信への合併、中国移動の中国鉄通に対する買収を励ますという。  

 6月2日、中国移動、中国聯通、中国電信は前後して再編案を発布した。