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2億個の携帯交換で2万トンの電子ゴミ
2008年 4月 19日14:13 / 提供:

 3G商品の開発によって、ここ数年間で携帯の機種交換が増加し、2008年には中国市場最高の携帯機種交換数を記録した。調査によると2005年から2006年にかけてのネットユーザーの減少が、今年の携帯変更の中枢力となった。また処理によってだけでも、2万トンもの電子ゴミが産出され、深刻な環境汚染問題となっている。

 工業・情報化部(元情報産業部)のデータによると、2007年12月31日現在での中国の携帯普及率は41.6個/100人に達し、約5.5億人にも上るユーザー登録数である。中国で消費されるテレビ・冷蔵庫・洗濯機・パソコンなどの電子製品の中で、携帯の所有率が一番高く、他の電子製品と比べ交換率も高い。

 SAINO 市場研究会社の統計によると、2007年の中国市場携帯販売の中で、68%の消費者が2回目の携帯購入者であり、3G携帯時代の幕開けにつれて、2008年には統計で70%を超えると予想される。GPS携帯テレビなどの新機能搭載携帯の販売につれて機種変更率も増加し、2008年の国内ユーザーによる携帯の機種変更も2億個に達し、携帯一つを100グラムとして計算すると実に毎年2万トンにも及ぶ電子ゴミが生産されていることになる。

 関連部門はこれを受けて、2月1日から「電子廃棄物汚染環境予防管理法」を正式に実施し、初めに電子製品生産者・輸入者と販売者の廃品回収の責任への規定を設置し、また無免許経営や個人で電子ゴミを処理している会社や部門に対し、商工業行政管理部門が部品の回収や設置などの取り締まりを行い、最低で5万元、最高で50万元の罰金を課せる処罰を採る方針である。

(実習編集:呉 恵伊)