Home > ニュース > 経済IT  > プーアルの地震、プーアル茶の価格に影響せず
プーアルの地震、プーアル茶の価格に影響せず
2007年 6月 5日15:15 / 提供:

3日発生した雲南省プーアル市寧アル県のマグニチュード6.4の地震は、上海のプーアル茶の価格を影響するか?4日、上海の一部の大型茶葉市場が明らかにしたところによると、プーアル地震は上海市のプーアル茶の価格を影響していないが、数ヶ月後には、プーアル茶が値上げされる可能性はあるという。

 

プーアル市上海事務所の責任者によると、今回の地震のプーアル茶への影響は大きくない。地震が発生した寧アル県の茶の生産量は雲南省プーアル茶総生産の2割にも足らない。だが、地震によって現地の茶葉出産地区の土地に亀裂が生じ、茶樹が大面積で枯れることも考えられる。また、現地での百社ほどの茶葉工場も一部が崩壊した。これらの原因で、現地のプーアル茶の生産量は例年より1割前後減少するようになる。販売まで影響するのは3〜5ヶ月後になり、プーアル茶の価格は約1割上がる見込みだ。

 

上海茗新茶葉有限公司の黄明新氏は「プーアル茶の生産地は雲南省の西双版納(シーサンパンナ)、モウ海などが主で、寧アルの生産量は相対的に少ない」と述べた。上海国際茶城総経理の葉応春氏も「今年出産したプーアル茶は現在、茶餅が1枚当たり50〜300元前後だ。今回の地震はプーアル茶の価格に対し、影響はほとんどない」と語った。

 

だが、業界関係者によると、業界内の投機家がこのチャンスに、プーアル茶の価格を引き上げようと目論む可能性もあるという。

(編集:曹 俊)