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上海浦東金橋開発区二次開発 生産性サービス展開へ
2006年 7月 6日9:50 / 提供:

 新金橋路 27 号に、完成されたばっかりの 8 つの研究開発( R&D )オフィスビルはすぐに入居申込みで満杯になった。建築面積 15 万平米の近代産業サービスパーク第一期は今年年末に完成される予定。さらに 60 万平米の第二期の設計の終了直前で、年内着工される予定。上海市の外資誘致優等生の浦東金橋輸出加工区の第二次開発はスタートしており、今度の産業重点は生産性サービス業だ。

  工業団地の開発者と管理者である金橋集団の兪標?総経理の説明によると、近代産業パークの第三期、第四期開発が終了後、総建築面積 200 万平米弱のサービスパークは上海市において最も規模が大きい、レベルが高い生産性サービス業の集積拠点となる。 2010 年に、金橋開発区の生産性サービス業の総売上げは現在の 133 億人民元( 2005 年)から 530 億人民元に倍増し、開発区の工業総生産高に占める割合も 20 %となる予測。

 「生産性サービス業」とは、金融保険サービス、ビジネスサービス、物流サービス、技術の研究&開発サービス、さらにデザイン、創意、職業訓練、教育サービスなどを含む生産向けの総合サービスである。金橋開発区は一つの輸出加工区の加工型産業の集積から、生産性サービス業の拠点に展開するため、先端製造業のレベルアップを展開の条件としている。開発区の四大基幹産業の一つである自動車及び自動車部品産業は、すでに国内において比較的に大規模な生産、開発の産業規模になりつつ、トータル的な自動車産業チェーンをカバーできるようになった。自動車開発分野について、開発の泛亜センター(ジェネラル・モーター系)、エンジン・エレクトロニクスの聯合汽車電子、各種の部品開発のコーネル、上海汽車金型などの開発サービス企業がある。ほかの産業分野にも、コッダクー、華為電子、オムロンなど 87 社の多国籍企業及び国内有力企業の研究開発( R&D )センターは進出された。

  金橋開発区では、研究開発と創新(中国の流行言葉で、新しいことを創出することを意味する)が産業製品の価値に占める比重はますます高くなっている。関係機構の調査によると、 2005 年、金橋開発区の企業研究開発とイノベーションによる新商品の生産高は 727 億人民に上り、工業総生産高の 55 %を占めており、上海市及び浦東新区の平均レベルに上回った。先端技術企業(中国名:「高新技術企業」の一人当たりの生産高が 214.84 万元、一人当たりの総売上が 248.33 万元、一人当たりの純利益が 6.98 万元、一人当たりの税収が 5.58 万元であった。

  また、大企業の地域本部の集積も、生産性サービス業に大いに貢献している。現在、 12 社の多国籍企業及び国内大手企業の投資センター、管理センター、販売センターなどの統括部門は進出した。 2005 年一年の実績では、 Whirlpool (米)、 Bayer (独)、 Carrier Air Condition (米)、 BOC EDWARDS グループ ( 英 ) 、 Engelhard (米)などの多国籍企業の地域本部の進出で、契約ベースの進出外資が 5 億 224 万米ドルに上り、金橋開発区の当年の外資誘致実績の 38 %を占めた。                          

(上海ネットより 編集: SDJ )